2003年08月13日
読書
ここ3週間ぐらいの間ですが、久しぶりに小説を読んでました。通勤での電車やバスの中で暇をもてあますにはちょっともったいないかなと思って、以前からコンピュータ関連の書籍を読んでいたりしていたんですが、仕事以外でもそういった本を読むのもいい加減疲れますので、仕事に役立たない娯楽小説を中心に読もうと思い始めたのがきっかけでした。読んでいたのは、最初に松本清張の「点と線」、次に宮部みゆきの「理由」、その次も宮部みゆきで「火車」を読んでました。
「点と線」は割りと薄めの本だったので、あっという間に読みきりました。確か二日か三日ぐらいだったかな? 本を読むのが遅い僕が小説を2,3日で読みきるというのは割と珍しいことなんですよね。なので更に調子に乗って本を読んでいたんです。で、今日の昼休みに「火車」を読み終わったのでした。
ちなみに宮部みゆきの二つの小説は、文庫本にして600ページ前後の分量なのですが、これらを一週間程度で両方とも読みきったのは、僕の人生の中では始めてのことかもしれません。宮部みゆきは結構読みやすいなーという印象ですね。二つの本で比べると、「理由」の方が僕には面白かったですね。「理由」はルポルタージュ形式での話の進め方になっているのですが、この放射状に引かれた各家族の伏線が次第にひとつにまとまっていくのはなかなかの読み応えがある部分だと思います。ただ「理由」で気になる点といえば、事件の全容が分かってから書かれたような構成になっているのが、良くもあり悪くもある点かもしれませんね。ルポの書き手の上で読み手が転がされているような印象を与えなくはないかなという点が気になる点ではあるとおもいますが、しかし、なかなか、どうして、よく書かれたものだと思います。
「火車」はこれで面白いと思います。「理由」よりもこちらのほうが人気があるみたいですが、こちらは「理由」と違って主人公と一緒に解明していくような部分がありますので、小説に没入しやすいと思います。ただこちらの方が、僕にとって今一かなと思ったのは、主人公の思い込みを裏切るようなエピソードがちょっと少ないかなと思ったんですよね。主人公はいろいろな状況証拠を得て、そこまでに至るシナリオを考えるわけですが、そのシナリオの梯子をはずされるというようなことはなくって(まったくないわけではないんですが)、その点が少々残念なような気がしました。しかしこれはこれで面白いです。
宮部みゆきの本を手に取ったのは、本当は「模倣犯」を読んでみたかったんですよね。でもこれは、まだ文庫本にはなっていないので仕方なく他の本(「理由」)を読み始めたのでした。「模倣犯」は妻が面白いといってくれたので読んでみたかったんですが、文庫本になるまでは読めないでしょう。やっぱり持って歩くには、文庫本サイズでないとというのが僕の持論です。なので、文庫本化されるのをしばらく待ち侘びるつもりなのでした。
投稿者 GonGon : 2003年08月13日 00:00
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