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2003年11月07日

マトリックス・レボリューションズ

昨日、マトリックス・レボリューションズを見ました。で、その感想をと思ったんですが、あんまり書くとネタばれしちゃうんですよ。難しいなぁ。

見終わった後で、来日していたキアヌ・リーブスやジャダ・ピンケット・スミスなんかのインタビューを読んでみると、あんまりネタばれしないようにうまく受け答えしているなぁという感じです。

しかしこの映画、きっとあまりよくない評判になると思います。僕にはとってもいい映画で、見終わってから一日たっても、映画を見た余韻が頭の中から離れません。それはCGがすごいとかそういったことじゃなくて、やっぱり映画の持つ世界観、シナリオの運び、結末などが複雑に絡み合って、僕の中でなんとも言い表せない混沌とした高揚感をもたらしている感じです。

最後の結末に納得の行かない人が多いと思います。「あれだけのプロモーションをやっておいて、こんな結末?」という声がたくさん聞こえてきそうな気がします。でも、僕はあえてそれはちょっと違うんだと言ってみたい。

マトリックスという映画全体を通して僕がわかったのは、この映画は大衆受けするようにプロモーションされてしまったが、大衆受けするようには作られていないということ。攻殻機動隊のエンディングも、今ひとつしっくりこない人が多いと思うのですが、あんなような映画を目指したんだと思うんですよ。なまじのハリウッド映画的な結末とは違うものを目指した。それがこの監督の持ち味のひとつなんじゃないかなって思うんですよね。

マトリックスの一作目って、「オタク映画」みたいな言い方をする人がいますが、一作目はオタク映画と大衆映画のちょうどいいバランスのところを行っていたんだと思うんですよ。ほかにそういった映画もなかったし、シナリオ以外の話題性も合ったし。あまりにその衝撃にひきづられている人が多いんじゃないかな、などと思ったりするのでした。僕にとっては、ネオの生き様、トリニティの生き様、モーフィアスの生き様、そういうものがたくさん見られて幸せな映画でした。ただのアクション映画でもなく、ただのCGをふんだんに使っただけのお金をかけただけの映画とも違う。そういったものを混ぜ込みつつ、これまでにない抽象概念をふんだんに織り込んで、さまざまな人々、プログラムの生き様を見せてくれたドラマだと思うんですよね。

シナリオ以外での話を書くと、このレボリューションズでは、モーフィアスの存在感は希薄になり、ナイオビの存在感がすごく強くなります。リローデッドでもポイントで存在感を示す、かなり重要なキャラクターでしたが、レボリューションズではジャダ・ピンケット・スミスの好演もあって、すごい存在感です。ジャダ・ピンケット・スミスのこれからの活躍が見ものです。

あんまり書くとネタばれになるので、書き足りないと思ったことはしばらくたったときに書きます、そのときまで今の高揚感を保ちつづけていたら。

投稿者 GonGon : 2003年11月07日 22:35

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